風閑か綿柎開きけり
かぜしずかわたのはなしべひらきけり
綿柎開=初秋の季語。わたのはなしべひらく
昨日の23日は処暑。異常気象による猛暑も秋雨前線の発生で幾分か暑さが和らいだような。この時期は雨模様になると必ず前後に霧が出て来るようになりますね。熱気と寒気の交わる季節なのだ。ランの畦道を走っているとオクラの花が咲いていて野菜にしては茄子の花同様に容姿と色が見事なので和んでいられる。すぐに山道を行くと同じようなオクラの花が咲いているので、なんで、こんなところにもオクラの花が咲いているのだろうと今まで思っていて、初冬の頃には同じ場所に綿のような白い枯れわたがあるのも気づいていたが・・・。そのオクラの花は実は野生の綿の花だったんだな~と思い当たりました。二十四節気七十二候には「綿柎開」の候があり今はその時期に当たる。綿柎とは綿の花の萼(がく)のこと。綿のあのふっくらした身が今から見られるということです。
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