事務局の現有勢力で果たして多分日本初のワンステージ300km超えのレースを開催できるのか?
それは320kmに渡るコース上の選手にフルサポートでしかも10km~15kmことのエイド食材を提供でき、なおかつ選手全員の安全を守れるのかが最大の課題であったのだ。
今国内で開催されている超ウルトラの大会で300~500km(中には1000km超えるレースもある。)は殆どがステージレースであるのだが、中にはワンステージでサバイバルレースと銘打ってエイドはたったの数カ所、選手の通過時間や到達した場所を選手自身がメールなりで主催者に知らせて通過確認や安全を確認するという大会もあるらしい。しかも決して参加料は安いというわけではない。私の主催者としての判断ではそんな大会をやる選択肢はない。選手の中にはそんなレースをむしろ面白がって出場するランナーも相当数いらっしゃるのも理解している。そんな世界もあっていいかもしれないが、よりレベルの高い選手にとっては通常の生ぬるい大会より厳しい大会を選択し求めるのは、自分の走力やスキルが上がっている証拠なのだ。だが、当大会の目線は主催者の私が走れるレベルに基準を置いているのである。本来マラニックという名のつくレースは食を楽しむという要素が入っていなければならない、というのが私の持論である。
そのワンステージ320kmに渡るレース開催の結果は個々の問題はあったが、一応成功したと判断させてもらっている。
*写真は地元のプロカメラマン、藤岡英嗣氏のFBからお借りしました。(曲海岸 雲仙軽便鉄道廃路)
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